こんにちは、管理人です。
テクニカルツールを使っていただいているみなさんに
今回も補足情報をお届けします。
どんな銘柄や時代にもすぐに合うツールを作るのは
管理人の理想でもありますが、
現実は難しいです。
ベストを尽くしましたが、それでも相場に合わないときに
パラメータ設定などを調整する方法をお知らせします!
簡単なのでやってみてくださいね。
インディケータの【フィッティング】とは
どんな呼び方でもいいのですが、わかりやすいので
「フィッティング」とします。
言葉のとおり、インディケータの設定を相場状況にフィットさせることをいい
「最適化」ともいわれています。
具体的には、パラメータ設定を変えてみることをいいます。
自動売買の世界でカーブフィッティングというイメージの良くない言葉もありますね。
これは過去の相場に無理に合わせて成績をよく見せようとすることです。
今回のフィッティングと手順が似ているのですが、良い目的ですので安心してください)
例として【エイムトレンド・ツール(aim_trend)】
(まだの方はこちらからダウンロード可能です)
XMでFXのデイトレード用に設定したのがエイムトレンドです。
ローソク足は5分足で、すべてのインディケータのパラメータ設定は何度もテストをした結果で決めたものです。
今回説明するフィッティング方法は
何度もテストをしなくていいよう直感的なものなので時間も短縮できます。
それでは、分足に合わせてあるエイムトレンド・ツールを
日足の中長期トレード用に合わせてみましょう。
フィッティング手順
手順は簡単で
「オシレーターが有効なシグナルを出すようパラメータをみつける」
だけです。
これだけではわかりにくいので、実際に図もつけてやっていきます。
(1)CCIのパラメータを合わせる
(2)BullsをCCIのパラメータと同じにする
(3)FAMAのパラメータはCCIの倍にする
※MT5のCCI
(
Metatrader5.comのCCIページ)
※Bulls
(
Metatrader5.comのBullsページ)
※FAMA
(
Metatrader5.comのFAMAページ)
【1】CCIのパラメータを日足に合わせるために
ドル/円(USDJPY)の日足で、数か月のスイングトレードをしたい人のためにフィッティングをしてみましょう。
上の図では、2019年7月までの高値と安値のところに
赤い縦線を引きました。
高値と安値とは、トレンドが転換したところでもありますね。
このままでも、まあまあCCIも同じように上下しています。
※スイングトレードとは
(
https://kabu.com/glossary/1204029_3151.html)
CCIのパラメータ調整
スイングトレードをするなら、上昇トレンドのときはずっとロングをしていたいですし
下降トレンドのときはショートを続けたいですよね。
上の図のようにCCIを「8」と短くしてしまうと、上下しすぎてトレンド分析に使えません。
パラメータは、CCIの上で右クリックをしてメニューで「パラメータ」を選ぶと変更できます。
「期間」の数値を変えることになります。
フィッティングの仕上げ
こうして何度か「期間」を変えてみます。
ダイバージェンスが役に立っていて、上下の動きがチャートよりも少し早いのが理想です。
今回は、
期間を「28」にすると使いやすいことがわかりました。
元の設定値とあまり変わりませんが
チャートよりもちょっと早くトレンド転換が起きるので日足でトレンドフォローがしやすくなりました。
あとは
ほかのインディケータの「期間」も変えて終了です。
過去のチャートでしか合わせられないので、未来を100%予想できません。
しかし、どのテクニカル分析も過去を有効に使うしかないのが事実です。
「今年の相場」という現在との共通点のある2019年のチャートだけで調整したので、それなりに意味があります。
ほかの銘柄、時期で違ってくると思います。いろいろやってみてくださいね!
エイムトレンドが利用できる、XMはこちらからどうぞ!