今回は、ハイローオーストラリアのためのツール
「3timesテンプレート」のうち、
CHOについてです。
3timesテンプレートはもう手に入れていただけましたか?
(まだの方はこちらからダウンロード可能です)
これで使われている3つのインディケータについての解説が終わります。
CHOは、オシレータの中にいくつもの要素を含んだものです。
トレンドのあるなしと、買われすぎ売られすぎの両方がわかります。
どういうものかわかるとインディケータが自分のものになりますので、
ぜひ読んでくださいね。
〇CHOが何をしてくれているか
CHOはチャイキンオシレータといいます。
英語では「Chaikin Oscillator」と書きます。
オシレータのグラフを描くために、出来高、高値安値と終値の関係を使って
価格の推移が意味あるものかどうかを追及しているものです。
でもこの説明だとちょっとわかりにくいですね。
このオシレータが何をしてくれているかというと、
これらの数値から
「いまのトレンドは信頼できるかどうか」
「もうすぐ天井かどうか」
を教えてくれています。
とはいえ、
使い方はRSIなどと同じと考えても間違いではありません。
(出来高などを考慮にいれているぶん、ダマシが減っています)
〇計算というかしくみ(簡単です)
CHOは以下のように計算されています。
・CHO=3期間のA/DのEMA-10期間のA/DのEMA
これだけです。
計算そのものは引き算だけなのです。
ここで使っているA/Dのなかに出来高や価格が含まれているのです。
EMAとA/Dについて詳しくは、こちらの記事をみてくださいね。
※参考記事:「「移動平均線」3兄弟!のEMAでハイロートレードしてみる」(
https://www.australiahighlow.com/article/86)
※参考記事:「「A/D」インディケータでレンジ相場後のチャンスをつかむ方法」(
https://www.australiahighlow.com/article/392)
〇CHOでのトレンドの見方
「3timesテンプレート」に付属のPDFレポートでは、
ハイローオーストラリアのためにトレンドを見る使い方をご紹介しました。
ここでは、FXでも使えるようにもっと詳しくトレンドを分析する方法を説明します。
・0のラインより上にあれば上昇トレンド
・0のラインよりも下にあれば下降トレンド
これが基本です。
〇買われすぎ売られすぎの見方
CHOで買われすぎ売られすぎを見るには、以下の要領で判断します。
・それまでと比べて急上昇すると、買われすぎ
・それまでと比べて急下降すると、売られすぎ
CHOでは、上と下の数値の限界がありません。
そこでこのような抽象的な表現になっています。
実際は何度かみて感覚をつかむことになります。
また、
ほかのインディケータと合わせて使うことがMT5の公式で奨励されています。
〇FXトレードのコツと注意点
FXトレードでは、上に書いた方法のほかに、
ダイバージェンスなどを見ることができます。
CHOは出来高を伴って動くので、
もしチャートと反対の動きをすればその後の反転の可能性が高くなります。
ということで、FXや株のチャートに表示させると
「天井と底をみきわめるのに有効である」といえるのです。
※天井とは(
https://www.nomura.co.jp/terms/japan/te/tenjo.html)
※底とは(
https://www.nomura.co.jp/terms/japan/so/soko_utu.html)
〇まとめ
個人的には、
相場の天底を見るのにとても使いやすいと思っています。
もちろん、ハイローオーストラリアのトレードも天底の可能性をみるのは大切です。
基本の方法だけでなく使い道がたくさんあるオシレータというわけです。